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第9回学術集会 会長:詠田 由美
(アイブイエフ詠田クリニック 院長)
第9回 日本生殖医療心理カウンセリング学会を福岡市中央区「西鉄ソラリアホテル」で開催させていただくことになりました。
卵管因子の適応から開始したARTは男性因子にも福音をもたらしましたが、一方治療の選択肢が増えると、その決定に患者は迷いや葛藤を生じます。治療が高度で長くなるに連れて患者の心理サポートを必要とするようになりました。本学会では過去の会長の掲げられた様々なテーマに沿って、心理を専門とされる多くの研究者の方から不妊治療を受ける患者さんへのサポートについて貴重なご講演を拝聴する機会を得ました。
一方、不妊治療を目的に始まったARTは、現在ではその領域を超えて私たちの想像以上に進化を遂げました。若年のがん患者さんが、がん治療を受ける前に妊孕性温存目的に胚や卵子の凍結保存することは、まさに領域を超えたART治療適応のひとつです。
生命を脅かす疾患と戦いながら、生殖医療に救いや希望を求めて来院される患者さんには、健康な不妊症患者さんとは異なる心理があり、異なる心理サポートが必要ではないかと考え、今回のテーマ「明日を生きる〜がんと生殖医療―今何ができるか」を提示しました。
本邦の生殖医療の心理をリードする本会で会長の任を賜り、誠に光栄に思うとともに責任の重大さを痛感いたしております。過去の学術講演会が利便性の良い都心で行われてきましたが、今回、初めて九州福岡に会場を移す試みとなりました。例年と同じように多く方々の御参加と活発な御討論を賜りたいと存じます。
平成23年11月吉日
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