生殖医療(不妊症治療)の広がりとともに不妊相談の機会は増えています。各医療施設では、従来の医師主導の方針決定から、患者の自己決定を重視した治療の意思決定プロセスの必要性が叫ばれ、それを支える医療者のかかわりも増加しています。しかし、単に情報を提供するだけでは患者の意思決定ができないことも多く、「自己決定」の名の下に放置される患者と、適切な意思決定の援助ができないことに苦しむ医療者の姿も見られます。また、自治体の不妊専門相談においては、治療の説明はできても患者の悩みに適切な対処ができなかったり、不妊特有の心理を抱えた患者への対応に苦慮しているケースも多いと聞きます 。
このように現場では、もっと患者心理を理解したい、そして相談に生かせる実際的なスキルを身につけたい、という切実なニーズがあるにもかかわらず、それらの学習機会はこれまで十分とはいえませんでした。そこで、日本生殖医療心理カウンセリング学会では、2007年度より、「不妊相談士(不妊コンサルタント)養成講座」を開講いたしました。
この講座では、現在、そしてこれから不妊相談を行おうとしている看護職を中心とした医療関係者や行政関係者を対象とし、実際の相談場面で役に立つ知識とスキルを身につけることのできる実践的なカリキュラムが組まれています。「不妊カウンセラー」や「コーディネーター」として働きながらも、実際的な援助に不安や悩みを抱えておられる方もぜひ受講し、不妊患者の心理の知識やカウンセリングスキルを各人の専門性に取り入れていただければ幸いです。
2009年度の応募要領等につきましては以下をご覧ください。
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| 〔概 要〕 |
| 主 催 : |
日本生殖医療心理カウンセリング学会(JAPCRM) 理事長 久保春海
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| 目 的 : |
不妊に悩むカップルへの不妊相談を行う者が、患者心理の十分な理解に基づく適切な援助スキルを習得すること。 看護職など心理職以外の者が、自身の専門性を生かしながら不妊患者心理の特性やカウンセリングのスキルを学ぶことで、専門職としての能力の向上に寄与する。
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| 特 色 : |
生殖医学についての基本と最新のEvidenceも医師により講義を受け理解できる。
実際の不妊相談においてみられる様々な場面に対応できるよう、ロールプレイ等の実習を多く取り入れ、実際的に役立つスキルを対応のコツを習得することができる
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| 主 な 内 容 : |
基礎生殖医学と生殖・不妊の心理学の基礎
ロールプレイ等の不妊相談演習
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| 講 師 : |
平山史朗(コースディレクター、本学会副理事長)ほか
医学面は原則として本学会・役員の医師が担当する。
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| 修 了 証 : |
講座修了後、基準を満たした者に修了書を授与する。
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| 認 定 証 : |
修了証の授与後、別途、不妊相談士(不妊コンサルタント)認定試験(筆記・口述)を実施し、合格者には本学会認定の不妊相談士(不妊コンサルタント)資格登録証を授与する。
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